Vol.1 SEVEN.TWO.FIVE 立ち上げに込めた思い

私は祖母の代からジュエリーに携わる家庭に生まれ、いつもジュエリーがそばにある環境で育ちました。

こどもは皆、キラキラするものが大好きですが、私は大人になってからもさらに、何倍もジュエリーの輝きと、身につけた時のトキメキの虜になっていきました。

それは息を吸うのと同じように自然なことでした。

 

それから、東京・御徒町で大手ブランドのジュエリーを企画・制作する父の会社で、およそ20年、デザインだけでなく、石、素材、工程、検品など多くのことを学びました。

その中で、何もない紙に私が描き起こしたデザインを、職人たちが魂を込めてひとつひとつ丁寧に、目に見えないような細かな工程を積み上げて、形にしていく仕事場が何よりも好きでした。

 

携わってきた20年の間、日本のジュエリー市場は縮小の一途を辿りました。

ブランドからいただくオーダーはコスト優先となり、地金を削り、マテリアルの品質を落とし、職人の技術料を下げるものでした。

マーケットを優先することで、ジュエリーが持つ本来の美しさを削っていったのです。

「このままではジュエリーの持つ美しさが忘れ去られてしまう。悪循環でしかない。」

本来ジュエリーの魅力を伝えるべきつくり手側がおかしな方向に向かい、 自分たちの首を締めることになるのではないか、と感じるようになりました。

ジュエリーの美しさの虜になり、形にする喜びを知っている私だからこそできることがあると思い、自らブランドを立ち上げることにしました。


削ぎ落とすのではなく、もっと自由に、ジュエリーの美しさを伝えたい。

お客様に職人たちの想いを伝えたい。お客様の喜びも職人たちに届けたい。

この想いがつながる喜びを私たちのジュエリーを通じて分かち合いたい。


SEVEN.TWO.FIVEのジュエリーを、大切にクローゼットにしまうのではなく、毎日連れ回す相棒のような存在にしてもらいたいと思っています。

だからこそ、どんなスタイルにも合うような普遍性がありながら、ファッションを楽しめるようなプレイフルなデザインにこだわりました。


SEVEN.TWO.FIVE

Creative Director NATSUKO